韓国の光州市に暮らす、脱北者の3人に1人が生活保護を受けていることが明らかになった。韓国の聯合ニュースが報じた。
「光州地域居住脱北者の社会保障支援現況」という報告書によると、市内在住の脱北者600人のうち201人(33.5%)が、基礎生活保障(生活保護)を受給している。また、医療費支援の対象は263人(43.8%)だった。
この地域の生活保障受給率が4.8%、全国が3%(2015年)であることを考えると、この33.5%という数字が非常に高いことがわかる。
光州全南北韓移住民支援センターによると、今年就職できた地域の脱北者は42人に過ぎず、その8割以上は非正規職だ。また、職についた脱北者は多く見ても全体の2割に留まっている。