「移民局に呼び出されたので、市民権がついにもらえると喜び勇んで行ったのに、受け取ったのはGPS。米国は人権を大切にする国だと聞いていたのに…」(50代の脱北夫婦)
夫婦は、移民局から追放命令を受け、足に逃走防止用のGPSを付けられた。
「夜中に寝ていても、GPSから電子音が聞こえて、生きた心地がしなかった。」(50代の脱北夫婦)
弁護士の助けを得て、1年半でようやくGPSを外せることになったが、どこを経て米国にやって来ても、北朝鮮出身ならば、人権侵害の被害を受けた保護の対象者で、難民資格が認められると思っていただけあり、夫婦の失望と不安は大きい。