その秘密は1996年、韓国に亡命した故金正日総書記の妻の甥・李韓永(イ・ハニョン)氏によって暴露された。
1960年に平壌で生まれた李氏は、故金正日総書記の2番目の妻、ソン・ヘリム氏の姉の息子だ。平壌では、正日氏夫妻や2人の息子・正男(ジョンナム)氏と生活をともにし、金王朝の深奥の秘密に通じていた。
1982年に留学先のスイス・ジュネーブから韓国に亡命した李氏は、96年になって、金正日氏とロイヤルファミリーの私生活を赤裸々に綴った手記を発表。
(参考記事:金正日の女性関係、数知れぬ犠牲者たち)それ以降も各種メディアを通じ、「喜び組」や「秘密パーティー」など、体制の恥部とも言える秘話を暴露していく。