北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は4日、朝鮮中央通信社とのインタビューを通して欧州諸国が「反共和国『制裁決議』にかこつけて『国際的義務履行』をけん伝している」と非難した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

スポークスマンは、「英国とフランスをはじめとする一部の欧州諸国がわれわれにいわゆる『国際的義務履行』を求めるとした」としながら「国連憲章やどの国際法典にも核実験が国際平和と安全に対する脅威になると規制した条項はない。そのような条項があるなら当然、核実験を誰よりも多く行った米国をはじめとする国連安保理常任理事国が先に制裁の対象になるべきである」と指摘。

また、「これに関連してわれわれが今年5月、国連事務総長に対朝鮮『制裁決議』のこのような法律的矛盾を解明することを求めたが、国連事務局は6カ月が過ぎても何の回答もしていない。国連事務局が回答できずにいる状況で、法治の歴史と伝統を誇る欧州諸国が回答してみろというのがわれわれの立場である」と主張した

そのうえで、「今回の国連安保理『決議』が理事会内の力量関係を反映した結果物であるが、安保理外で単独制裁を加えるということのように卑劣で汚い行為はないであろう」と欧州諸国を非難した

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人、国連安保理の反共和国「制裁決議」にかこつけて「国際的義務履行」をけん伝している欧州諸国を非難

【平壌12月4日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは、欧州諸国が国連安保理の反共和国「制裁決議」にかこつけて「国際的義務履行」をけん伝していることに関連して4日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

最近、米国が国連安保理をそそのかして反共和国「制裁決議」をまたもやつくり上げた後、英国とフランスをはじめとする一部の欧州諸国がわれわれにいわゆる「国際的義務履行」を求めるとした。

国連安保理が今回の「制裁決議」で今年9月に行われたわれわれの核弾頭爆発実験を「国際平和と安全に対する脅威」だと言い掛かりをつけたが、国連憲章やどの国際法典にも核実験が国際平和と安全に対する脅威になると規制した条項はない。

そのような条項があるなら当然、核実験を誰よりも多く行った米国をはじめとする国連安保理常任理事国が先に制裁の対象になるべきである。

われわれが国連安保理の「制裁決議」を全面排撃するのは、国連安保理が主権国家なら誰もが持っている自主権をわれわれに対してだけ否認しているからである。

これに関連してわれわれが今年5月、国連事務総長に対朝鮮「制裁決議」のこのような法律的矛盾を解明することを求めたが、国連事務局は6カ月が過ぎても何の回答もしていない。

国連事務局が回答できずにいる状況で、法治の歴史と伝統を誇る欧州諸国が回答してみろというのがわれわれの立場である。

この問題に対する解答を出せず、われわれに「国際的義務履行」を求めるのはいかなる説得力もない。

特に、今回の国連安保理「決議」が理事会内の力量関係を反映した結果物であるが、安保理外で単独制裁を加えるということのように卑劣で汚い行為はないであろう。

欧州諸国に独自性があるなら、思考や行動もそれにふさわしくすべきである。

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