一方、レーダー波を欺瞞する装置に、チャフというものがあります。アルミ箔などを空中に散布することで、レーダー波を乱反射させ、敵戦闘機やレーダー誘導式ミサイルの追尾をかわすもので、軍用機や軍艦に搭載されています。
北朝鮮の『タバコ銀紙』集めは、チャフの原理を応用し、米軍偵察衛星の合成開口レーダーを欺くことを狙っているのではないでしょうか。果たして、それが有効かどうかは疑問ですが、偵察衛星を持たず効果が検証できないながら、北朝鮮としては『やれることを、最大限やっている』のでしょう」
これらの情報は一方で、朝鮮人民軍の窮乏ぶりを伝えるものでもある。