2016年の北朝鮮を振り返る(3)

北朝鮮では今年、36年ぶりに開かれた朝鮮労働党第7回大会(5月)に向け、大増産運動「70日戦闘」が繰り広げられた。その中で、北朝鮮当局は一見すると奇妙とも思える行動を見せた。国家的規模で、国民に対し「古着の供出キャンペーン」を強いたのだ。

庶民はその様を見て「古着まで物乞いする有様なのに、何か成果だ、超過達成だ」と冷笑しているのだが、実はこのキャンペーンの裏にはある重大な事情があった。朝鮮人民軍が、極端な「雑巾(ぞうきん)不足」に苦しんでいたのだ。

軍内部で殺し合い

では、「雑巾不足」の何がそんなに問題なのか。自衛隊OBが次のように説明する。

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