12月1日、韓国・ソウルで開催された「北朝鮮麻薬類問題セミナー」で、衝撃的な情報が飛び出した。
北朝鮮麻薬類監視機構のイ・グァンヒョン研究員はこの日の発表で、「少なくとも30%以上の北朝鮮住民がメタンフェタミン(覚せい剤)やアヘンなどの薬物を使用していると見ていいだろう」と述べた。
公開処刑も効かず
さらに、北朝鮮では快楽を得るためだけでなく、病気治療に有効であると思い込み、日常的に薬物を使用しているとの証言や、青少年、さらには6歳の幼稚園児までが薬物を使用する様子を見たという証言もあると明らかにしたのだ。
(参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」)脱北者からの聞き取りを通じて、北朝鮮住民の薬物汚染の実態を調査しているイ研究員は、「北朝鮮住民にとって薬物は『日常』『文化』になってしまった。誰でも薬物に簡単にアクセスできる構造的環境がある」と分析している。