韓国政府は2日、北朝鮮の5回目の核実験に対する独自の制裁措置を発表した。金正恩党委員長の最側近である黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長、崔龍海(チェ・リョンヘ)党中央委員会副委員長ら北朝鮮指導部の要人と、北朝鮮政権を支える主要機関・団体を制裁対象に指定する内容。また、韓国政府としては初めて、中国企業を制裁対象として指定した。
その一方、正恩氏とその妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は対象から外された。
韓国政府は新たな金融制裁対象として、36人の個人(北朝鮮32人、中国4人)と35の機関・団体(北朝鮮34機関・団体、中国1機関・団体)を新たに指定。