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長く人権弁護士として活動した後、2003年から弁護士時代の同僚・故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の側近として大統領府ではたらき、2007年10月に平壌で行われた南北首脳会談にも同席している。この直後にあった国連の人権決議案投票の際、事前に北朝鮮に「おうかがい」を立てていた疑惑が今年10月に提起され、ピンチに陥っていたが「崔順実ゲート」のおかげで息を吹き返した。

自身を金大中(キム・デジュン)・盧武鉉に続く正統派の革新派大統領候補を位置付けており、南北関係についても、「太陽政策(融和政策によって北朝鮮の肯定的な変化を引き出す)」を継承している。特に、大統領になって、李明博・朴槿恵という保守政権のあいだに極限まで冷え込んだ南北関係を修復させたい気持ちが強い。例えば、開城工業団地の再開などはすぐにでも手を出したいところだろう。