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しかし果たして、そのような関係がいつまで続くのだろうか。カストロ氏の死去が象徴するように、地代は移り変わっている。かつて世界の多くの人々が、民族独立にこそ未来があると信じた時代があった。その時代に行われたことの何が正しく、何が間違っていたとしても、現在の政治指導者は、現在を生きる国民の幸福に責任を持たねばならない。

キューバ政府もまた、経済発展を重視して韓国との国交正常化に傾いているとされる。その流れを、正恩氏が送った弔電や弔問団で押しとどめられるとは思えないし、そんなことを期待するのも正しくない。

また、外国の戦争に参加することの是非はここでは敢えて問わないことにするが、そのようにして海外で血や汗を流し、犠牲者も出した北朝鮮の軍人や技術者、労働者たちは(本人らが不本意だったとしても)「国際主義戦士」として称えられた。