見せしめといえば昨年5月、金正恩氏はスッポン工場を現地指導した際、工場の管理不行き届き理由に工場責任者を処刑。公開直前の激怒の現地指導の動画を公開してまで、幹部や住民に恐怖心を植え付けた。見せしめというには、あまりにも冷酷きわまりない統治方法だ。
(参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導)金正恩氏や、彼の指示に従う治安機関にとっては、こうした方法は効果があるようだ。現地の住民たちは「昼間でも怖くて川には近づけない」と恐怖に震えている。国境地域の住民の中には、国境警備隊員と親しくしている人も少なくないが、そういう人ですら川には近づけない雰囲気だ。