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北朝鮮の金正恩党委員長は27日、キューバのラウル・カストロ前国家評議会議長が25日に死去したことを受け、弟のラウル・カストロ現議長に弔電を送った。朝鮮中央通信が伝えた。

正恩氏は弔電で、フィデル氏について「半世紀以上にわたる長久の期間、われわれ両国の党と政府、人民間の友好・協力関係を強化発展させるために努力の限りを尽くし、変わらぬ革命的原則と信義でもってわれわれの祖国の統一と正義の偉業に確固たる支持と声援を送ってくれた」と述べている。

北朝鮮とキューバは1960年に国交を結び、故金日成主席がフィデル氏と深い信頼関係を結んでいた。また、両国はかつて同じ時期に、南アフリカの統治に反対して戦っていたアンゴラやナミビア南西アフリカ人民機構(SWAPO)を支援するなど、国際主義的な連帯関係にもあった。

フィデル氏は最後まで北朝鮮との関係を重視し、キューバが韓国と国交を結ぶことを許さなかった。