北朝鮮では、過去10年間の自然災害による経済的損失が3億ドルを超え、死者の発生率も非常に高いことが明らかになった。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
ベルギーのルーヴェン大学災害疫学研究所(CRED)が最近発表した「災害統計資料」によると、北朝鮮では2007年から今年までの間に、合計で16件の大規模な自然災害が発生している。最も多かったのが洪水で9件、次で台風の5件、干ばつの2件だ。
北朝鮮で起きた自然災害により発生した経済的損失は3億1140万ドル(約350億円)に達し、また、死者の数は1533人を記録した。これは同期間の韓国の死者281人の5倍を超える。