「韓国にやってきてから昨日が一番驚かされた日だった。まだよくわからないが、民主主義を守ろうとする情熱がすごかった。そういう気持ちが心の底から理解できるようになりたい」
このように、韓国にやって来たばかりの脱北者にとって、政治的なデモや集会は、中々理解しがたいことのようだ。
韓国にやって来てほぼ10年のキム・ピルチュさん(31)は語る。
「韓国に来たばかりの頃は、集会やデモをなぜやるのか理解できなかった。反政府行為を放置するのが民主主義なのかと思ったぐらいだ」
「指導者が過ちを犯したことに国民が怒りを表出できるということが、韓国が健全な社会であるということを示していると思った」