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「北朝鮮にいた頃は、非常に親しい友達同士で金正恩党委員長のことを『デブ』と呼ぶのが関の山だった。国民が公の場で、最高指導者に向かって『辞任せよ』と言えることにとても驚かされた。最高指導者と言えども、誤ちを犯せば責任を追わなければならないということと、国民こそが国の真のあるじだということを強く感じた」

一方でチェさんは、集会に参加し、政権批判を行うことについて戸惑いとためらいを見せている。

「(126万人が参加した)12日の集会にも参加したかったが『捕まったらどうしよう』『写真を撮られたら北朝鮮の家族に害が及ぶかもしれない』と思い、怖くて行けなかった」

チェさんと共に集会に参加したカン・ユラさん(仮名)は、集会を評価しつつも、まだ少し距離感を覚えるようだ。