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咸鏡北道の清津(チョンジン)市では、今年9月初めから10月末までの2ヶ月の間に、19件の殺人事件が発生。そのうち幹部に対する報復殺人が3件、殺人未遂事件が2件だった。

9月末、清津市水南(スナム)地区保安署捜査課の保安員が退勤中に暴漢に襲われ殺害された。実は、この保安員は捜査の過程で住民を厳しく拷問する悪名高い人物だったという。秘密警察である国家安全保衛部(保衛部)も女子大生を拷問するほどの残虐さで庶民たちから恐れられているが、地方警察においても拷問が横行しているようだ。

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…

「拷問収容所」の管理者も

10月18日には、取り締まりの名目で旅行者の荷物を奪った清津駅保安署の保安員が駅構内でレンガで撲殺された。また、学生にガソリンと賄賂を強要していた清津師範大学の革命歴史学部講座長が夜中に棒で殴り殺された。