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「最近の保安員(警察)たちは前面に出ず、労働者糾察隊に住民の取り締まりをさせている。一歩間違えれば、いつ誰に殺されるのかもわからないので、幹部でさえも一人では歩けないぐらいだ」

実は、治安機関や当局の幹部らは庶民からの「報復テロ」に怯えているのだ。こうした報復テロは、金正恩時代になって特に増加している。金正恩党委員長が、庶民への統制と取り締まりを強めているからだ。同時に、以前は権力に対して従順だった庶民たちも、今では公然と反発するようになった。残忍な方法による報復殺人事件も起きている。それだけ庶民の治安機関に対する恨みは大きいと言えるだろう。

(参考記事:妻子まで惨殺の悲劇も…北朝鮮で警察官への「報復」相次ぐ

女子大生まで拷問

同じくRFAの慈江道(チャガンド)の情報筋も「中央の指示を建前に、人民を厳しく収奪してきた幹部に対する殺人事件が、今年になって目に見えて増えている。慈江道だけではなく全国で相次いでいる」と語った。