北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、崔順実ゲートで窮地に立たされている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が与党であるセヌリ党を推し立てて活路を見い出そうとあがいていると非難する論評を配信した。

論評は「『セヌリ党』の連中は、『迅速かつ徹底した真相究明』だの、『国政運営中断事態の防止が優先』だのとして民心を静めようとするかとすれば、『多様な声の傾聴』『野党の超党的協力』をけん伝してあらゆる権謀術数を弄している」と指摘。

こうした動きに対して「激怒した民心を欺まんし、野党を説得して事態をうやむやにすることによって弾劾の危機に瀕した朴槿恵を生かし、総体的破滅のどん底から抜け出そうとする狡猾な術策にすぎない」と強調した。

また「去る12日、南朝鮮全域で大規模的に展開された『集ろう、憤怒しろ、下りろ朴槿恵』第3回汎国民闘争は、独裁統治、腐敗政治を許さないとする民心をはっきりと示した」と、朴槿恵退陣を求める韓国の動きを伝えた。

そのうえで、「民心に勝つ権力はない。反人民的・反民族的罪悪でいっぱいの朴槿恵と『セヌリ党』は、一致団結して立ち上がった南朝鮮の民衆の抵抗の激流の中に永遠に埋葬されるであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

民心に勝つ権力はない 朝鮮中央通信社論評

【平壌11月16日発朝鮮中央通信】特大型政治スキャンダル事件によって最後の息をついている朴槿恵逆徒が、「セヌリ党」を推し立てて活路を見い出そうとあがいている。

「セヌリ党」の連中は、「迅速かつ徹底した真相究明」だの、「国政運営中断事態の防止が優先」だのとして民心を静めようとするかとすれば、「多様な声の傾聴」「野党の超党的協力」をけん伝してあらゆる権謀術数を弄している。

これは、「国政収拾」の看板の下で激怒した民心を欺まんし、野党を説得して事態をうやむやにすることによって弾劾の危機に瀕した朴槿恵を生かし、総体的破滅のどん底から抜け出そうとする狡猾(こうかつ)な術策にすぎない。

しかし、朴槿恵と「セヌリ党」はいかなる欺まん術策によっても自分らの罪悪を覆い隠すことはできず、民心の峻(しゅん)厳な裁きを避けられなくなった。

一介の巫女(みこ)にすぎない崔順実が朴槿恵を人形のように操り、南朝鮮政界を翻弄してきた衝撃的な事実の前で、各階層は驚愕と憤怒を禁じ得ずにいる。

巫女政治の実体をはっきり知っていながら、朴槿恵と崔順実の専横を黙認、助長し、青瓦台の番人、盾の役を演じてきた醜悪な共犯集団である「セヌリ党」に対しても、民心は完全に背を向けている。

南朝鮮の人民は、「事態の責任は個人崔順実ではなく、朴槿恵とそれを援助したセヌリ党に問いたださなければならない」と声を高めて所属と政見、信教、性別と年齢、地域の差を超越して朴槿恵弾劾、「セヌリ党」の解体を主張している。

去る12日、南朝鮮全域で大規模的に展開された「集ろう、憤怒しろ、下りろ朴槿恵」第3回汎国民闘争は、独裁統治、腐敗政治を許さないとする民心をはっきりと示した。

事態の深刻さにもかかわらず、朴槿恵と「セヌリ党」の連中は民心に耳を傾ける代わりに、弾劾を防ぎ、執権与党の地位を守り抜くためにさまざまな術数を弄している。

「特検受容」を取り上げ、事件の焦点を崔順実にそらそうとするかとすれば、「トランプ非常体制の稼動」「安保、経済問題の超党的対応」を唱えて米国の大統領選挙結果まで危機脱出用に使おうと試みている。

民心の死刑宣告を受けたこんにちまでも、汚らわしい欺まん術策に執着する朴槿恵と「セヌリ党」連中の行為は民心に対する露骨な否定として、罪悪に罪悪を上塗りすることになる。

しかし、民心に勝つ権力はない。

反人民的・反民族的罪悪でいっぱいの朴槿恵と「セヌリ党」は、一致団結して立ち上がった南朝鮮の民衆の抵抗の激流の中に永遠に埋葬されるであろう。

    関連記事