北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、朴槿恵政権と韓国軍に対して「同族対決と軍事的挑発妄動が、危険ラインを超えている」と非難する論評を配信した。

韓国軍は、崔順実ゲートをめぐる政局の混乱を突いて北朝鮮が軍事的挑発に出る可能性を念頭に置きながら警戒態勢を敷いている。これに対して論評は、「特大型の権力腐敗事件によって政治的わなにかかった反逆一味が同族対決と軍事的挑発によってでも、息を吹き返してみようとする愚かな企図以外の何ものでもない」と指摘。

また、「『非常事態』と『非常時局』をけん伝しながら『安保危機』を口実にして最悪の統治危機を免れようとするのは、逆徒が父から受け継いだ天賦的気質である」と、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が執権時に非常戒厳令を敷いたことを持ち出して朴槿恵(パク・クネ)大統領を非難した。

そのうえで「情勢を危険極まりない軍事的衝突へ追い込む反逆一味の『非常体制』騒動は、全同胞の糾弾と排撃を免れられずにいる。逆賊一味は、火を好む火取り虫の終えんがどんなものであるのかを再びかみ締めてみる方がよかろう」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

息を吹き返してみようとする愚かな企図 朝鮮中央通信社論評

【平壌11月15日発朝鮮中央通信】分別を失ったかいらい逆賊一味の同族対決と軍事的挑発妄動が、危険ラインを超えている。

最近、かいらい軍部好戦狂らが「指揮書信」というものを下達し、複数の部隊を訪ね回りながら、いつよりも北侵戦争演習に狂奔している。

陸軍と海軍の上層が「国政」空白事態に伴う「北の威嚇と挑発」だの、「24時間監視態勢維持」だの、何のと言いながら、最前方部隊を歩き回るかとすれば、空軍参謀総長という者は直接偵察機に乗って「即刻よう懲」を唱えて戦争の狂気を振るった。

これは、特大型の権力腐敗事件によって政治的わなにかかった反逆一味が同族対決と軍事的挑発によってでも、息を吹き返してみようとする愚かな企図以外の何ものでもない。

世を驚愕させる「朴槿恵・崔順実スキャンダル」によって今、南朝鮮の至る所では反逆統治に対する人民の大衆的抵抗の機運が恐ろしく爆発している。

逆徒の退陣を求めて社会各界へ急激に拡大される時局宣言運動と「朴槿恵弾劾」のキャンドルの海は、すでに天下にまたといない逆賊に死刑の判決を下した民心の憤怒をありのままに見せている。

野党はもちろん、保守勢力の内部でまで排斥されるようになった朴槿恵逆徒は、かいらい軍部の連中をそそのかして戦争演習の砲声を騒がしく響かせることから生き残る道を見い出してみようと狂奔している。

「非常事態」と「非常時局」をけん伝しながら「安保危機」を口実にして最悪の統治危機を免れようとするのは、逆徒が父から受け継いだ天賦的気質である。

現実的に、かいらい軍部は「政権」危機、「国政」麻痺状態を口実にして戦争前夜を彷彿(ほうふつ)させる「非常体制」を稼働させている。

「民・官・軍戦時備え計画の実効性検証」のための「2016年度下半期忠武」訓練といわゆる「北の局地挑発と全面戦状況への備え」という看板の下で「2016護国」訓練を同時に開始した。

火薬のにおいが漂う空中強襲演習と大規模な合同上陸訓練を行って殺伐な戦争の雰囲気を鼓吹し、史上初めて英国空軍まで引き入れてわれわれの最高の首脳部と主要戦略的対象に対する「精密打撃」を狙った連合訓練も強行した。

任意の時刻に実戦に広がりかねない北侵戦争演習に狂奔するかいらい軍部の動きについて、南朝鮮のあるメディアが「崔順実事態と関連があるという分析が出る」と伝えたのは、決して理由なきことではない。

同時多発的に行われる戦争演習騒動は、瞬間の余命のためなら民族の運命もいつ爆発するかも知れない火薬庫の上にためらわずに上げて火遊びをする逆賊の群れがほかならぬ朴槿恵一味であるということをはっきり実証している。

情勢を危険極まりない軍事的衝突へ追い込む反逆一味の「非常体制」騒動は、全同胞の糾弾と排撃を免れられずにいる。

逆賊一味は、火を好む火取り虫の終えんがどんなものであるのかを再びかみ締めてみる方がよかろう。

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