昨年の話だが、北朝鮮で7年以上の軍歴のあった脱北女性らがソウルで記者会見を開いたことがある。それによると、ある女性は軍隊内の朝鮮労働党副書記から「労働党に入党させてやる」と言われ、「金日成同志革命思想研究室」に呼び出されて性的暴行を受けたと証言した。
北朝鮮では労働党に入党できれば、昇進や配給面で有利な扱いが期待できる。また、思想研究室は容易に出入りできない神聖な場所とされており、それを悪用して性的嫌がらせや暴行が行われることが多いと言う。
北朝鮮女性の転落
このような証言は他にも数多く聞かれる。
(参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル)問題がいっそう深刻なのは、北朝鮮には「性的暴力」という言葉すらない。