北韓人権情報センターに記録された人権侵害事例6万5282件のうち、816件が「マルパンドン」(言葉の反動)と言われる体制批判によるもの。つまり、たった一つの「失言」で「この世の地獄」と称される拘禁施設に送られ、無慈悲に処刑されることすらあるのだ。
(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も)北朝鮮からは、目に見える抗議行動の情報が伝わってこないことから「人々は洗脳されている」、もしくは「国民全員が金正恩体制を支持している」と誤解されることがある。