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CSISの調査は、28歳から80歳までの男女36人が対象だ。男性は20人、女性は16人。居住地は慈江道(チャガンド)、黄海北道(ファンヘブクト)以外の全国に及び、職業も一般労働者から、医者、会社の代表、理髪師、コック、公衆浴場の従業員など様々だ。質問に対して回答を拒否された例は一つもなかったという。

そして、「隣人、友達、家族に個人的に国や暮らしについて不平不満を述べたり、批判したりするか」という質問に、なんと36人中35人が「する」と答えた。サンプル数は少ないものの、実に97%が不満を示したことになる。

先述のとおり、政権を批判したり冗談のネタにしたことがバレたら、政治犯とされ収容所送りにされるなどの非常に深刻な事態を招きかねない。それでも批判、冗談を口にしていることは「非常に驚くべきこと」とCSISは解説している。