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中国の丹東と北朝鮮の新義州(シニジュ)を結ぶ鴨緑江大橋は1車線しかない。そのため、偶数月は北朝鮮側に、奇数月は中国側に橋を優先的に通行する権利が与えられるしくみになっている。

中国側に優先権のある月の場合、北朝鮮から来るトラックは午前11時を過ぎてようやく橋を渡れる。以前なら、中国入国が多少遅れても問題なく日帰りできたが、今では翌日にならなければ、北朝鮮に戻れない状況だ。

一方の北朝鮮は、これに対する報復として、中国のトラックの荷降ろしを到着翌日に行わせるなど、意図的に遅らせる措置を取っている。

このような状況は、一時言われていた中国による「制裁の事実上の終了」とは関係ないようだが、中国と北朝鮮の税関は、以前からトラブルが起きるたびにこのような「意地の張り合い」をしており、荷主やドライバーの間からは不満の声が上がっている。