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こうした金正恩氏にとって、朴氏が崔順実ゲートをめぐって不利な状況に追い込まれることは、まさに渡りに船といえるだろう。だからこそ、ここぞとばかりに韓国の抗議行動を取り上げながら、朴槿恵氏対する非難攻勢を強めている。

戦車で轢殺

とはいえ、過度な非難は金正恩氏自身に返ってくる恐れもある。北朝鮮が韓国の朴槿恵大統領に対する抗議行動を報じれば報じるほど、金正恩体制においてこうした民主的な手段がないことを際立たせるからだ。

たとえば北朝鮮にも政治家のスキャンダルは存在する。