日本と欧州連合(EU)は10月31日、人権問題を扱う国連総会第3委員会に、北朝鮮における人権侵害の責任追及を求める決議案を提出した。
国連では2005年以来、昨年まで11年連続で同様の総会決議がなされている。今年もまた、12月中旬ごろには多数の賛成を得て採択されるだろう。
売春を強要か
今回提出された決議案は昨年と同様、北朝鮮の人権問題を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう安全保障理事会に促しているほか、海外に派遣されている北朝鮮労働者の権利侵害についての懸念も新たに盛り込まれた。
海外に派遣された北朝鮮労働者たちの置かれた状況は、きわめて過酷なものだ。