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当局はチャンスとばかりに「黎明通りの建設労働者を水害復旧現場に送り込む」と大々的に宣伝。ところが、実際は水害被災地の復旧工事そっちのけで、黎明通りの建設を進めていたことが明らかになった。

平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、当局のプロパガンダとは異なり、水害被災地に送られた労働者は半分にも満たない。さらに、被災地へ送られたのは掘削作業が終わり暇を持て余していた労働者だけだった。

また、国営の各貿易会社は相変わらず黎明通り向けの建設資材の輸入を大々的に進めている。金正恩氏が指示した「1号建設事業」であるため、水害被災地の住宅建設よりはプライオリティが比べものにならないほど高いというのがその理由だ。

金正恩氏のセコい手口

情報筋は、黎明通り建設を進める金正恩氏の意図を次のように説明する。