北朝鮮の首都である平壌では、今年3月から大学研究者向けの住宅や公共施設が入る「黎明(リョミョン)通り」の建設が始まった。70階建てのタワーマンションを含め40数棟、2800戸の高層マンションと、60数棟の公共建築からなる大規模な建設事業だ。

過去には橋崩壊で500人死亡も

金正恩党委員長が建設の指示を下したこの団地。当局は工期優先で安全無視の北朝鮮版やっつけ仕事「速度戦」で取り組んだものの、資材不足、労働者の逃走などで、工事は思うように進んでいなかった。北朝鮮の建設現場では、こうした悪習が一向になくならず過去には悲惨な大事故が起きている。

(参考記事:北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

こうした中、降って湧いたのが台風10号の甚大な被害。