HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 安倍政権は「拉致外交の失敗」を認めるときだ 2016年10月29日 | 拉致 日本はEUとともに毎年、国連で北朝鮮の人権決議を推進。金正恩政権を孤立させ、強い圧力を加えてきた。しかしそうすることで、どのようにして拉致問題が前進するのか、日本政府は青写真を持って取り組んできたのだろうか。 筆者の目には、そのようには見えない。 北朝鮮の人権問題に対する国際社会の注目度が増し、さらには米国が金正恩党委員長への「人権制裁」を発動した今、国連決議の推進役である日本は、「われわれの関心事は拉致問題だけですから」などという態度を取ることができなくなってしまった。 1234