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北朝鮮当局は、国民的な祝日や災害の際に、様々な「特別配給」を行ってきた。そのため、何かが起こったら「もしかして…」という心理が働き、「何かがもらえる」という噂が流れることがしばしばある。

しかし、今回の被災者は冷めているようだ。「当局は、毛布数枚と食糧数キロだけをよこしただけなのに、大々的に宣伝しているのを見ると、本当にテレビをくれるのか疑わしい」と半信半疑だ。さらに「テレビより食べ物をくれ」との声も上がっている。

金正恩氏に対する期待の無さは、水害発生からまもなく2ヶ月経つというのに、一向に現場を訪れようとしない姿勢が原因と見られる。そこで当局は、「贈り物」で不満を解消しようと目論んでいるようだが、むしろ不満が高まる可能性が高いと情報筋は指摘する。