朝鮮人民軍総政治局系の「七星会社」、偵察総局系の「メボン会社」、人民武力部8総局に加え、地方の貿易会社も資材の輸入事業に参入。情報筋によると「資材を満載した北朝鮮ナンバーのトラックが毎日50台以上、中国の税関を通過している」という。
しかし、なぜかこれらの輸入された資材は水害被災地には運ばれない。卸売業者の手を経て、向かう先は全国の市場や建材商店だ。一体なぜか。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の別の情報筋は語る。
「当局は住民に『水害被災地に送る』という名目で、現金、生活必需品、資材などを差し出すように求めている。もちろん事実上の強制だ」