高麗航空の機体は、老朽化が激しくツポレフ204−300型機を除いては、EUから飛行禁止措置が取られている。また中国当局も同様の措置を取っている。現有の機体はわずか4機でいずれも老朽機であることを考えると、さらなる減便が避けられないと見られていたが、それが現実化しつつある。
高麗航空は、最重要路線で週5便運航している平壌北京路線を、11月からの冬ダイヤで週3便に減便すると、韓国のYTNが中国の航空業界の関係者の証言を引用して報じている。
別の情報筋は「冬は観光客が少ないから」「制裁の影響」とその理由を語っているが、機体の問題については言及していない。新たな航空機を購入する状況にない高麗航空には、全便運行停止に追い込まれる可能性が浮上しつつある。