中国の朝鮮語紙「吉林新聞」は、湖南省張家界の旅行会社に務める延辺出身の社員など51人が17900元(約27万7000円)の募金を集め、現地のグループを通じ被災者に生活必需品や電化製品を送り、復旧作業にも協力したと伝えた。
復旧がほぼ完了した中国に比べ、北朝鮮では未だに被害当時の状況がそのまま残されているところが多い上に、遺体も放置されていることに、中国の人々は衝撃と怒りを感じているという。
瀋陽の別の朝鮮族の情報筋によると、遼寧省のボランティアグループ「愛心会」が現地に入り、復旧作業を行った。川向うに見える北朝鮮の山にはほとんど木がなく、荒れ果てているのを見たメンバーは、非常にショックを受けた様子だったという。
「川を挟んだ中国、北朝鮮とも被害を受けたが、状況があまりにも異なる。廃墟と化した北朝鮮を見ると胸が痛む」(情報筋)