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現段階ではまず、何らかの具体的なプランに裏付けられたものではないだろう。

どちらかというと、正恩氏に心理的なプレッシャーを与えることに主眼を置いたメッセージだと思われる。残念ながら現状では、金正恩体制を土台から揺るがすことのできる外交手段は見つかっていない。仮に、いま32歳の正恩氏が国際社会の制裁を耐え抜き、核開発を進めながら年齢を重ねていけば、20年後には経験豊富な独裁者となり、しかも100発以上の核ミサイルで武装している可能性がある。

ただ、彼にはストレスから来る「激太り」などの健康不安説もあり、そちらに「期待」せざるを得ないという意味で、米国は消極的なポジションにあるとも言える。ラッセル氏の発言も、大きく見ればこんな状況から出てきたものと言えるだろう。

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もちろん、米国とて手をこまねいてはいない。