北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、米韓軍の合同海上訓練に対して「冒険的な北侵先制打撃論」によるものだと非難した。韓国軍当局者は、今回の訓練が北朝鮮の5回目の核実験に対する武力示威次元だとしていた。

同通信は「(米韓が)『先制打撃』を公然と唱えてその実行に狂奔しているのは、現事態の深刻さをありのままに示している。重大なのは、このような軍事的動きがホワイトハウスと青瓦台で作り上げられた冒険的な『北侵先制打撃論』によるものだというところにある」と指摘。

さらに「わが総参謀部はすでに、われわれの神聖な領土と領海、領空に対するいささかの侵略徴候でも捕捉される即時、挑発の本拠地を破壊するということを厳かに闡(せん)明したことがある」と強調した。

そのうえで「いったん、せん滅の砲撃が開始されると一番先にくたばるのは侵略者ヤンキーであり、あっという間に完全な火の海と化し、完全な灰燼に埋まる所は南朝鮮の地である」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮の軍隊と人民が北侵熱に浮ついている米国と南朝鮮かいらいに警告

【平壌10月2日発 朝鮮中央通信】最近、朝鮮半島の情勢は、米国と南朝鮮かいらいの無謀な軍事的挑発狂気によって一触即発の危機局面に置かれている。

数日前、米国は米帝侵略軍海軍誘導弾駆逐艦「スプルーアンス」号と海上巡察機を朝鮮東海に投入してかいらい海軍誘導弾駆逐艦と共にわれわれの最高首脳部庁舎と寧辺核施設、主要戦略ロケット基地を「精密打撃」するための実戦訓練を繰り広げた。

米国のアラスカ州では米帝侵略軍と南朝鮮かいらい軍、ニュージーランド軍、NATO空軍の空中兵力を動員して、われわれに対する「先制打撃」を想定した「レッド・フラッグ・アラスカ16」空中精密打撃訓練を強行しようとしている。

現在、朝鮮半島周辺の海域に機動中の「ロナルド・レーガン」号原子力空母打撃団を投入して繰り広げようとする連合海上訓練も、われわれの最高首脳部と核および戦略ロケット基地に対する「先制打撃」に目的をおいている。

米国と南朝鮮のかいらいがこれまで「定例的」「防御的」などと言っていたベールまで完全に脱ぎ捨てて、「先制打撃」を公然と唱えてその実行に狂奔しているのは、現事態の深刻さをありのままに示している。

重大なのは、このような軍事的動きがホワイトハウスと青瓦台で作り上げられた冒険的な「北侵先制打撃論」によるものだというところにある。

今年9月21日、米国の戦争の首かいであるオバマが国連総会に現れて、われわれをしていわゆる「厳正な代価」を払わせるべきだと青筋を立てたのに続き、米中央情報局(CIA)長官、米特殊作戦軍司令官、南朝鮮占領米帝侵略軍司令官など戦争の手先らが謀議をこらした。

ここでは、「軍事的先制打撃が最も重要な選択」になるということが最終的に確定され、不意の奇襲打撃に必要な「幅広い軍事戦力補強」と「対応能力強化」問題が具体的に協議されたという。

朴槿恵一味もやはり、かいらい軍第一梯隊の各部隊を訪ね回りながら「一撃一打を加えて北をそっくり墓場につくらなければならない」と口角泡を立てて狂奔している。

わが総参謀部はすでに、われわれの神聖な領土と領海、領空に対するいささかの侵略徴候でも捕捉される即時、挑発の本拠地を破壊するということを厳かに闡(せん)明したことがある。

米本土と太平洋作戦地帯内のすべての侵略基地を打撃圏内に入れているわが軍隊にとって、南朝鮮とその周辺地域で繰り広げている軍事的妄動を制圧するのは、朝飯前というよりも容易いことである。

われわれの1次的報復対応打撃には、核兵器やロケットのような戦略兵力が動員される必要もない。

いったん、せん滅の砲撃が開始されると一番先にくたばるのは侵略者ヤンキーであり、あっという間に完全な火の海と化し、完全な灰燼に埋まる所は南朝鮮の地である。

侵略者、挑発者は、われわれの打撃圏内により近く侵入するほど、悲惨な運命の時刻もそれだけ早められるということを瞬間も忘れてはいけないであろう。

これが北侵熱に浮ついている米国と南朝鮮かいらいに送るわが軍隊と人民の峻(しゅん)厳な警告である。

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