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「中央の指示で、西頭水発電所に流す水を貯めている両江道(リャンガンド)大紅湍(テホンダン)郡の円峰(ウォンボン)貯水池と、咸鏡北道茂山郡を流れる城川水(ソンチョンス)の上流にある馬養(マヤン)貯水池の水門を開いたのだ」(情報筋)

円峰貯水池は面積が12平方キロ、堤高が70〜80メートルに達する大きなダムだ。貯まった水が一気に流れ出すとどんな結果を生み出すかは火を見るより明らかだ。しかし、当局は発電設備の崩壊を避けるため、予告もせずに放流を決定。その結果、村が次々に濁流に飲み込まれた。その生々しい実態を情報筋は伝える。

「予告もなく高さ15メートルの水が急に押し寄せてきた。茂山(ムサン)、会寧(フェリョン)、穏城(オンソン)など流域の町が次々に濁流に飲まれた。60あまりの村が跡形もなく消え去り、国境警備隊の哨所(監視塔)、兵舎、軍官(将校)用の住宅もあらかた押し流された」(情報筋)