北朝鮮は、8月末に上陸した台風10号(ライオンロック)によって発生した深刻な水害被害を「解放後初の大災難(建国以来の災害)」と公式にアナウンスした。しかし、その裏で被害規模を隠蔽している疑いが出てきた。どうやら、犯罪的な人災を隠そうとしているようだ。

「兵士も大量に死んだ」

北朝鮮当局には、大事故や災害が起こった際、国の体面を守るため、そして安全対策の不備を国内外から非難されないよう被害規模を隠蔽する悪弊がある。過去にも、橋梁の建設現場で500人が一度に死亡する地獄絵図のような大惨事が起きたにもかかわらず、事故の詳細は一切明らかにされなかった。

(参考記事:北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

今回の水害について、国連の平壌常駐調整官室は先月14日、死者は138人、行方不明者は400人、被災者は14万人に上るとの発表を行った。