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ベラルーシのルカシェンコ大統領は1994年以来、政権の座に居座り強権政治を行うなど「ヨーロッパ最後の独裁国家」と呼ばれている。欧米諸国は再三にわたり非難し、高官の入国禁止や外国資産の凍結などの制裁措置を行った。

ジョージ・W・ブッシュ米大統領(当時)は同国を北朝鮮などと並ぶ「悪の枢軸」だと名指しで非難し、反政府組織の支援を行った。こうしたことから、ベラルーシは米国の大使を承認せず、大使館員を追放するなど、事実上国交断絶状態だ。

当初は反発していたベラルーシも、経済危機打開のために政治犯を釈放するなどある程度柔軟な姿勢を見せ始めている。それに伴いEUは今年2月にほとんどの制裁を解除した。