「馬氏は取り調べの過程で、この件に関連している丹東市の公共機関の幹部数十人の名前を供述している。彼らも無事ではいられないだろう。また、密輸を見逃していた丹東税関の幹部も大挙、交替させられるだろう。取り調べの対象者は30人で、その成り行きに中央政府は大いに注目している」
そんな彼女のサクセスストーリーが突如として終わりを告げた。
中国当局は今月、遼寧省人民代表大会における全国人民代表大会の代表(国会議員)を選ぶ選挙で、買収行為に関与したとして、全体の約7割にあたる454人に対して資格停止の処分を下したが、その中に馬氏が含まれていたのだ。
議員失職に続き、「企業として復活できないほどの重大経済犯罪」(情報筋)の疑いが持たれ逮捕された馬氏。命運は完全に尽きたと言っても過言ではないだろう。
今回の摘発について、中国共産党の内部で行われている権力闘争が影響しているとの指摘もある。
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