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収穫が急がれるが、中央党と農業省は「いかなる手段を使ってでも台風による被害を防げ」との指示を繰り返すばかりで、何ら支援策を示そうとはしない。そればかりか「台風で農作物に損害が出たら処罰する」と訳の分からないことを言い、現地住民の怒りを買っている。

そのうえ、慈江道(チャガンド)の情報筋によると、内閣農業省党委員会から次のような通達が下された。

「台風に対処できず穀物に損害が発生すれば、協同農場に対して連帯責任を取らせ処罰する。」

ただでさえ不安に駆られているところに、このような通達が下され、幹部も農場員も「中央は、台風を防ぐ方法を知っているんだったら、まともな対策を立ててみろよ」「核兵器やミサイルを作ると言うくせに、大雨の被害を防ぐ方法はないのか」などと激しく反発している。