子供たちが「我が国(北朝鮮)がどれほど貧乏なのか知っている。未来がない」と、両親に不満をぶつければ、親は「(北朝鮮の)外で生きたければ外交官などの職業に就けるように努力するしかない」と説得する。夢も希望もないやり取りだ。

海外生活の経験のある子弟らは北朝鮮に帰国しても、閉鎖的な環境に適応できず、仲間はずれにされたり、イジメを受けるケースも多い。さらに、彼らは自由社会を身をもって知っているだけに、下手な言動によって政治的な処罰を受け、最悪の場合「この世の地獄」と称される拘禁施設に収容される恐れもある。

(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

あまりにも閉鎖的で、未来への展望を持てないことから生まれた「朝鮮はつぶれた」という自虐発言。もしかすると北朝鮮の若者たちが抱く絶望感を最も言い表しているのかもしれない。