パキスタン政府は、北朝鮮国営の高麗航空が自国の空港を使用することを禁じる措置を取った。今年3月に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2270を履行するためと思われる。
米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、平壌とクウェートを結ぶ高麗航空161便は、給油のためパキスタンのイスラマバード国際空港に立ち寄るスケジュールになっているが、先月30日には着陸しなかった。
同便が着陸したのはイスラマバードではなく、1700キロ離れた中国のウルムチ空港だった。復路の162便も、同様のルートを利用した。
この件についてパキスタンの民間航空局の関係者は、VOAの取材に次のように答えた。