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そしてミサイルは正確に、北海道沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。

日本列島と朝鮮半島が隣り合っている以上、北朝鮮がミサイルの発射実験を続ける限り、こうしたことが繰り返されるだろう。だからといって、このこと自体を必要以上に不安がることはない。

だがそろそろこの辺で、近い将来を見据え、北朝鮮の核・ミサイル開発が生み出すリスクについて、国会などでしっかり議論をすべきではないのか。対北強硬派のように思われている安倍晋三首相だが、彼が首相になって以降、北朝鮮に対して取った実質的措置は何もない。

一般にはなかなかうかがい知れないことだが、外事警察や防衛省などの対北情報戦の能力が政策的に強化されたなどという話は、どこからも聞こえてこない。

(参考記事:【対北情報戦の内幕】あるエリート公安調査官の栄光と挫折

世界が注視する北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)開発は、日本海に面した基地で行われている。