北朝鮮がサッカー選手の海外リーグ進出を積極的に進めていると、韓国の聯合ニュースがノルウェー紙・の報道を引用して伝えた。

VGは、ヨルン・アンデルセン北朝鮮代表監督にインタビュー。アンデルセン氏は「北朝鮮にはテクニックに優れた選手が多い。もう少し成功のチャンスを与えたい」と語ったほか、「北朝鮮サッカー協会はより多くの選手が海外で活躍することを望んでいる。韓国選手が欧州のビッグリーグで成功している姿を見て北朝鮮の選手も可能性があると自信を持ったようだ」と説明。

実際、イタリアなど複数の欧州クラブチームが北朝鮮の選手に関心を示したが、該当する選手がまだ18歳に満たないため契約できなかったとも話した。

ドイツで得点王

ちなみに、北朝鮮からはMFのチェ・ソンヒョクが今年3月、イタリア・セリエAのフィオレンティーナの下部チームに入団した。しかし、5月にイタリア議会がフィオレンティーナとチェの契約は国連の対北朝鮮制裁に反するのではないかと政府に質疑書を提出したことを受け、クラブ側はチェを放出した。

元ノルウェー代表で、ドイツ・ブンデスリーガで得点王になった経歴を持つアンデルセン氏は、昨年11月末に北朝鮮側から代表監督の要請を受け、今年5月1日に現地入り。平壌市内の高麗ホテル30階の一室に滞在し、運転手や秘書、通訳があてがわれている。インターネットも自由に利用できるという。

北朝鮮が外国人の代表監督を迎えたのは、1993年にW杯アメリカ大会のアジア予選で指揮を取ったのチェルナイ・パール監督(ハンガリー出身)に続き、アンデルセン氏で2人目となった。

核・ミサイル開発や人権侵害の問題とからみ、北朝鮮のサッカー代表監督就任を非難されていることについて同氏は、「他人がどう思おうが気にしない。北朝鮮は国際サッカー連盟(FIFA)の一加盟国にすぎない」と一蹴。金正恩党委員長と会ったことはあるか、との質問には「ない。私がなぜ金党委員長に会わなければならないのか分からない。私はサッカーをしに来ただけだ」と答えた。

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