元ノルウェー代表で、ドイツ・ブンデスリーガで得点王になった経歴を持つアンデルセン氏は、昨年11月末に北朝鮮側から代表監督の要請を受け、今年5月1日に現地入り。平壌市内の高麗ホテル30階の一室に滞在し、運転手や秘書、通訳があてがわれている。インターネットも自由に利用できるという。
北朝鮮が外国人の代表監督を迎えたのは、1993年にW杯アメリカ大会のアジア予選で指揮を取ったのチェルナイ・パール監督(ハンガリー出身)に続き、アンデルセン氏で2人目となった。
核・ミサイル開発や人権侵害の問題とからみ、北朝鮮のサッカー代表監督就任を非難されていることについて同氏は、「他人がどう思おうが気にしない。北朝鮮は国際サッカー連盟(FIFA)の一加盟国にすぎない」と一蹴。金正恩党委員長と会ったことはあるか、との質問には「ない。私がなぜ金党委員長に会わなければならないのか分からない。私はサッカーをしに来ただけだ」と答えた。