日付けはすべて同一(8月20日前後)だが、受信時間はまちまちだとのことだ。受け取った一人が国家安全保衛部(防諜、思想統制を担う秘密警察)に通報したことで、事件が明るみにでた。
事態を重く見た保衛部が「不穏なメッセージを受け取った者は自主申告せよ」と公示したところ、10余名が申告したのだ。保衛部当局は申告者の携帯電話を申告したその場で没収し、3日にわたって持ち主に返さずにいる。
メッセージの内容は「党のイルクン(職員)は何をしている!」、「イルクンは賄賂をもらってばかり!」、「無実の者は捕まえるな!」など、いずれも労働党による施政を批判するものであったと取材協力者は明かす。