台風10号(ライオンロック)の影響で、中国吉林省の延辺朝鮮族自治州や北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)では大雨が降り続いている。

中国の吉林新聞によると、台風は31日午前5時にロシア・ウラジオストク付近に上陸した。勢力は弱まり、熱帯低気圧に変わったものの、中心付近では依然として秒速20メートルの強い風が吹いている。また、29日から延辺各地で大雨が降り続いている。

積算降水量が最も多のは北朝鮮に向かう税関のある圏河で189.2ミリ、図們市では150ミリを超え、降水量の記録を更新した。

州都の延吉市内では至る所で道路が冠水。龍井市では市内を流れる海蘭江、六道河の水位が急上昇し、洪水の危険が迫っている。市政府は「50年に1度のこと」として、川沿いの住民に対して早急な避難を呼びかけている。また、各地で道路が寸断されている。

少ない降雨量でも危険

国境を挟んだ北朝鮮の咸鏡北道でも、大雨が降っている。