人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

国家的には社会主義と謳っているが、事実上の王朝体制だ。そして、世襲体制を正当化するため、金日成を始祖とする血統を、「白頭の血統」と呼びながら重んじる。

この白頭の血統に刃向かえば無論のこと、面子を汚したという理由だけで、処刑されるケースもある。例えば、正恩氏は昨年5月、大同江スッポン工場(現在は、平壌スッポン工場に改称)を視察した際、激怒し支配人を銃殺させた。そして、わざわざ処刑前の動画まで公開してさらし者にした。理由は、偉大なる将軍様の業績を食いつぶした、すなわち金正日氏の顔に泥を塗ったからだった。

(参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導

北朝鮮メディアも頻繁に「白頭山の純粋な血統を守り抜く」と主張する。それにも拘らず「金正恩ニセモノ説」。実は、説は、「果たして、金正恩氏は白頭の血統の後継者としてふさわしい人物なのか」という疑問である。

金慶喜氏処刑説も

噂が広まるきっかけは、2013年の張成沢(チャン・ソンテク)粛清事件だ。