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いずれにしても、諜報戦ではど素人に過ぎない通産官僚が、北朝鮮とロシアに一杯食わされるのは仕方のないことだったかも知れない。

問題は、日本政府があの時の経緯の洗いざらいを、すっかり忘れたまま過ごしてきたように見えることだ。

日本政府の諜報軽視は、当時もいまも変わらない。「スパイ」や「分析官」として優れた人材がいないわけではないのに、飼い殺しにしてしまっている。

(参考記事:【対北情報戦の内幕】あるエリート公安調査官の栄光と挫折

そしてその結果が、今のこの事態なのだ。