この事実は当時、日本のメディアでも大きく取り上げられた。きっかけとなったのは、米国の情報当局のリークを受けた米紙の報道である。
そして、米国から強い要請を受けた通産省が取引に介入するのだが、北朝鮮とロシアの双方が諜報戦そのものの動きを見せ、すっかり煙にまかれてしまった。
(参考記事:北のミサイル潜水艦開発…阻止に動いた日本)日本の「スパイ」は飼い殺し
ちなみに、ジャーナリストの有田芳生氏(現参院議員)は当時の『週刊文春』誌上で、杉並区の会社が北朝鮮と関わりの深いある団体の系列企業であることを明かしている。