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橋の老朽化に対応するため、中国は北朝鮮に対して様々な支援を行っている。中国は、鴨緑江大橋に変わる新鴨緑江大橋を全額負担して建設した。ところが北朝鮮は、接続道路など附属設備の工事を全く行っていないため、せっかくできた新しい橋は無用の長物と化している。

現在、中国と北朝鮮の間の税関は9ヶ所。鴨緑江大橋から最も近いのは、直線距離で北東に200キロ離れた集安の税関だ。40日間に渡って集安を迂回することは、北朝鮮にとって非常に負担が大きい。

北朝鮮の首都・平壌から中国東北一の大都市瀋陽までの距離は、鴨緑江大橋経由だと580キロだが、集安経由だと700キロと100キロ以上遠い。ガソリンが貴重な北朝鮮にとっては痛い出費となる。さらに、北朝鮮側の接続道路は山道の連続で、舗装状態も劣悪だ。